中国も元切り上げだし。
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久しぶりに、今年やっと16冊目。というか、16作品目(上下あるから)。

村上龍の「半島を出よ」。

イメージとしては、「希望の国のエクソダス」なんだけど、もっともっと現実に近い感じかなあ。リアリティありすぎ。ぞっとするようで、「そうそう」とあいづち打ったり。
よく、政治が腐敗しているとか、日本は借金だらけでだめだとか、そういったネガティブな話題があるけれど、じゃあ、それでどうなるのか、と言われたら、誰も具体的にどうなるとか言えないし、今まであまり聞いたことない。とにかく、駄目になる、とかっていうあまりにも漠然とした話ばかりで。
で、結局、それは村上龍が、「日本はこうなりますよ」と分かりやすく丁寧に教えてくれている本、といえば、かなり的確な書評のような気がします。恐いけど。
これを読んで、じゃあ、こうならないようにこうしましょう、とはいかないんだな。
多分、小説としての領域もあると思う。でもだからこそこの作品がリアリティを描くことに成功しているのではないだろうか。
いやあ、後味悪いけど、やめられませんなあ。
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by susinger | 2005-07-23 23:50 | 小説