ついでなんだな
今日、高い灯油を買いにいくついでに、本屋さんに寄ってみました。
けれど、結局なにも買わず。読みたいものってなかなか見つからないものだ。逆にいえば、なんでも読んでみたいんだけれど。
今さら、ブログの入門編みていた自分がおもろいなあ、と自虐的。
読みたい本は見つけたときにストックですね、やっぱり。
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# by susinger | 2004-12-12 22:32 | 徒然
小金井といえば
小金井といえば、やはり「油そば」。
ヘルシー油使ってます、なんていうけど、やっぱり油は油。
飲んだ次の日には、最高に美味しい。
ああ、懐かしき「油そば」。
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# by susinger | 2004-12-12 15:16 | 徒然
言葉は。。。
分裂

「精神分裂症」が「総合失調症」になったというのは
平たく言えば
「オレオレ詐欺」が「振り込め詐欺」になったようなもの
のような気がします。
言葉が変われど本質変わらず。
わかりにくくなるだけなのか。
言葉は無力なのか。。。
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# by susinger | 2004-12-12 15:09 | 徒然
雨にも負ける
日曜日の雨
もっと降れ
もっと降れ

フレフレ
フレフレ

がんばれ
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# by susinger | 2004-12-12 14:01 | 小説
教えて下さい。
カレンダーが出ません。
誰か教えて下さい。
ちなみに、設定でカテゴリを選ぼうとしても
ダウンメニューの内容が出てきません。
もちろん、カテゴリはつくってみたんだけど。
がんばれ、おれ。
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# by susinger | 2004-12-12 00:42 | 徒然
眠い
トラックバック
分かりません。

昨日飲み過ぎたから
とりあえず今日も飲んでみた。

寝るか。
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# by susinger | 2004-12-12 00:37 | 徒然
Mまで走る
小説・詩・読み物
 雨にまみれたポンプミキサー車がどろどろとしたコンクリートをゴボゴボと詰まらせたように、俺は咳き込みながら図書館に向かい走っていたわけだが、図書館というのはただで色々な本が読めるという場所であるので、正確に言えば俺が向かっていたのは図書館ではなく本屋、あるいは書店というのが正しいのかもしれないが、いつもは立ち読みつまりはただで本を読んでいる場所なのでやはり俺にとっては図書館というべきところなのだが、なぜそんなに咳き込みながらも走って向かわなければならなかったのかといえば、それは一大事だからであり、本屋の本が全て電子ファイル化されてしかもZipでしか販売をしないとか、そういったクールな話でもなく、タバ子という名前からして煙たいような女の本が出版されたからであり、俺はとにかくそのタバ子の本を手に入れたいと考えたからなのである。手に入れるということはその本を読みたいのかと思いきや実際それほど読む気にもなれないのだが、それは昔といっても三年ほど前のことなのだが、俺は恥ずかし気もなくそのタバ子とつき合っていたことがあり、というよりつき合っていたこと自体には恥ずかしさはそれほどというよりほとんどなく、ただ、 アイツなら自分の実体験でしか小説なんか書けるわけがないとふんでいるので、それが間違っていたとしても自分がタバ子の小説に登場することだけは何故か人生における汚点のような気がして、そして俺はただ走るのみなのであった。しかし俺がその小説に登場しているかどうかは読んでみないと分からないことなのだが、勝手にそう思わせてしまうところがタバ子なのであり、それはあたかも学生時代の試験問題のようでもあり、試験前日にかなりの勉強をしたにも関わらずまさかここは出ないだろう、いや出たとしても大して難しくないはずだ、と高をくくっていたら案の定そこがバッチリ出題されており、しかもかなり本気で理解しておかないと解けないような問題だったりして、悔やまれる試験時間の一時を過ごしてしまう、といったような過去に幾度も経験しながらも決して改善されない現象に似ている。だから再びそんな失敗を繰り返さないためにも俺は無意味なようで自分の経験から導き出された勘に頼りつつ、それでありながら本能的に走り続けなければならなかったのだ。ぜいぜい。

 結果的にタバ子の本を手に入れることはできなかった。手に入れたいものというのは、そう思ってからでは決して手には入らないものなのである。メビウスの輪? エッシャー万歳。

 カモシカの脚のような脚で走ったのにも関わらず結局獲物を得られないというのは酷く間抜けなチーターのようであり、俺はそれほどタバ子の本を手に入れたかったわけではありませんよ、というメッセージを社会に残したかったので、というのは日本人独特の建前なのだが、本屋を去るとき外で嘔吐をしてしまった。かなり走ったんだな、かなり疲れたんだな、そしてかなり無理をしてしまったんだな。ゲロゲロ。
 日曜日で人通りも多いというのに誰も助けてくれない。まあ、倒れたわけでもなくただ下を向いて吐いていただけなので助けてもらわなくても平気なんだが、綺麗に掃除された(恐らくボランティア作業だろう)舗装面に自分の内容物を露呈してしまうというのは全裸に近いようなものであり、ある種の罪悪感を感じざるを得ないが、だからといって掃除をする手段もないのでそのまま環境に戻してやることにした。明日の朝にはカラスが綺麗に平らげてくれることだろう、という生物学的循環(食物連鎖+ワン・リバース)に期待しつつ。少しだけ嘔吐物の付着したスニーカーを引きずりながらその場から消えることにした。もう捜さないで下さい、と言いたい。

 初版なので三部しか納品されておりませんので、恐らく売り切れたのではないかと思われますが、と茶髪の店員は無理矢理丁寧な口調で言ったが、果たして初版で三部というのは如何なものか? 多いのか少ないのか? しかもそんなに簡単に売り切れてしまうものなのだろうか? 

一、本当に売り切れた
二、茶髪の店員が探すのを面倒がった
三、タバ子が買い占めた

 どれも可能性としてはいい勝負なのだが、いずれの答えにしても売り切れた可能性が最も高いことになる。タバ子が買い占めたとしても、茶髪の店員にとってはただ売り切れたことに過ぎないのだから。いっそのこと本屋もスーパーマーケットの、「卵ワンパック三十五円お一人様二パックまで」、を応用して、
「タバ子作品につき、お一人様一冊のみ
 十八歳未満閲覧及び購買厳禁!」
としてくれたら、さすがのタバ子も買い占めることができなかったのではないか。いやしかし、タバ子のことだから三回並んででも自分の本を買い占めたかもしれない。そういう奴なんだ、タバ子という女は。

 もしあたしが小説家になったらね、あんたを主人公にしてあげる。ハードボイルドにしたいんだけど、ちょっと無理があるから、そうだ、せめてもの救いとして、あんたが一生懸命走る姿を描いてあげる。走って走って、ぜいぜい言いながら走って、そして最後に吐くぐらい走らせてあげる。そんなシーンから始まる小説にしてあげる。目的なんか何でもいいから、とにかくあんたが走るわけ。あたしは出ない。煙草を吸う女は小説には似合わない。だからあたしは出てこない。あんたの一人芝居にしてあげる。きっと読んでよね。ちゃんと本屋で買って読んでよね。あたしが小説家になったら、あたしの読者になってよね。きっと書くから。

 強い雨が降っていて、交差点の信号が点滅するのを待ってから、俺はひたすら走っていたんだ。角にある喫茶店の前で外国人カップルが雨のことなんか気にも止めずに熱い熱い抱擁をしていたのは何だか出来すぎた話ではあるが、更にその脇で、こちらも雨のことなんか関係無しに白いシャツをベトベトにしながらも座り込んで、その外国人カップルをニヤニヤと眺めていた青年は、俺のことなんか気にも止めず、そんな風景をフラッシュのように通り過ぎた俺は、雨と自分が同じ種類の存在としてここにあるってことを認識せざるを得なくて、ただただ黄色いMの看板を探して走っていたんだ。走らなければ、そこで待っているはずの人がいなくなりそうで、でも本当はそれほど会いたくもなかったはずなのに、何故だか、きっと強い雨のせいだとは思うけれど、スニーカーが水たまりを踏んでも気にせずに、雨に濡れたMの看板は車のライトに反射して綺麗に輝いていたけれど、月の明かりに比べたらきっと大して綺麗でもないんだろうな、とか、そんなことを考えつつ、さっきの外国人カップルや座り込んだ青年同様、雨に晒されながらも俺は咳き込みながら走っていたんだ。

 そういえば、タバ子はぽつりと呟くのが得意だった。そんな奴だった。
 走るあんたを想像しながら、Mのお店で待ってる。雨が降ってる夜景を見ながら。

 胸ポケットに手をやるも、そこに煙草はない。畜生め。ぜいぜい。
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# by susinger | 2004-12-11 23:47 | 小説
哀しいチーズ
 昨日、うどんを食べる時に七味唐辛子を入れ過ぎた。それが原因なのかどうか分からないが、頬に赤い発疹のようなものが少々出ていたので、今日は何となくバイトを休みたい気分になっていた。そういえば、先月はラーメンを食べる時にコショウを振り過ぎてくしゃみが止まらなくなり、風邪と偽ってバイトを休んだが、今回は因果関係が不明にしろ、ちゃんと発疹も出ていることだし、他人にうつしても申し訳ないので、休むことに気は引けない。むしろ休んだ方が周りの皆に迷惑をかけなくて済む。いちいち発疹の理由を尋ねるのも面倒だろうし、それに対して答えるのはもっと面倒だ。それにそんな会話は、往々にして意味のない言葉のやり取りで、誰かに慰められたからといって、発疹は治らないし、相手も気分の良いものではない。バイトに出ても誰も得しない。まあ、損もしない。
 
 休みを告げるというのは、何となく気分の良いものではないが、これを乗り切らないことには前に進まない。三日前に出世したばかりの主任に電話するかどうか迷った挙げ句、結局、バイト仲間の佐藤アキオ(二十九歳)に電話をする。彼は必ずワンコールで電話に出るので、「ワンギリ泣かせ」と、業界では評判になっているらしい。
「もし?」
「相変わらず早いねえ」
天井に蚊がとまっているのが見える。
「今日もお休み?」
「どうして分かる?」
「あんたはバイトを休む時か、酔った時にしか電話をかけてこない種類のほ乳類だ」
 ほ乳類、何とも乳臭いカテゴリーだ。
「じゃあ、お前はどんな種類のほ乳類なんだ?」
「菌」
「きん?」
「菌」。「いつの日か、誰にも知れないところで増殖を繰り返し、そして科学の発達によって絶滅する。哀しい記憶を残したまま、みたいな。それはチーズとなって蘇る、とか」
 哀しい記憶を引きずっているチーズを口にする自分を想像してみる。確かに少しだけ甘酸っぱい。ポリポリ。
「で、本題なんだけど、今日のバイト休むから、よろしくお伝え申しといて」
「やっぱり肉体労働は辛いもんね。北の国からのレイちゃんの結婚式ぐらい」
ああ、確かに辛いもんだね。

 バイトの作業内容はいたって簡単なものだ。雇い主であるブルジョワ婦人の豪邸で、指示された場所に穴を掘る、たったそれだけ。ただし、穴は深過ぎても浅過ぎてもいけない。毎回婦人から的確な指事内容が出る。
「じゃあ、今日は銀杏の木の下に二メートルの穴を掘って下さる? マイルドにね」
 マイルドの場合、直径は三メートルと決まっている。しかも理不尽なことに、完成した時、婦人のチェックで寸法が違っていたら、一度埋め直して、もう一度掘らなくてはならない。そういった場合、残業代が出るが、その為に、敢えて寸法を間違えるということをした人は今までにいない。穴を掘るとは、想像以上に大変なことなのだ。

 佐藤アキオは電話口で、ひたすら、辛いよな、確かに肉体労働は辛いよな、とボソボソ繰り返している。
「アキオはいつまでバイト続けるつもり?」
頬の発疹を少し掻いてみる。ポリポリ。
「そうだなあ、肉体労働が辛くなくなるまで、と、言いたいところだけど、そうもいかないみたいだから、この肉体労働によって自分の身体が鍛えられて、筋肉番付で古館さんに肩書きのような称号を与えられるまで、かな。でも、そこまでの身体になったときには、筋肉番付もきっと無くなっているんだろうね。そう、例えば、追い掛けている異性が永遠に美しくないという前提を知りながら、一時の幻影に溺れてしまう猫のように」
「うん、でも良く分からないな、その例え」
さっきまでいた天井の蚊がいなくなっている。ただの埃だったのか。
「で、君はいつまで続けるの?」
「そうねえ、いつ辞めてもいいけど、なんか辞められないんだよね」
「中毒だ」
「きじね。いや、かもね」
「君のそうゆう意味のないボケ、好きだな」
ちょっと、照れて、また、天井を見る。ちょっと恥ずかしくて、話題を変える。
「ブルジョワ婦人はいつまで穴を掘らせる気だろうね?」
「うーん」
「だいたい、その穴の使用目的が不明だ」
「世の中には、不必要な仕事なんて何一つ無い、と思うね。資本主義なんだから、需要と供給は危ういバランスを保っている、と、信じたいもんだな。穴掘りに関して言えば、そうだな、採りたての旬の葡萄を素足で踏んで、葡萄酒を作る、みたいなもんだね。誰もそのことに疑問を持ってはならないし、持つ必要もない」
「美味しい葡萄酒ができて、それを飲めるのならね」
 旬の葡萄を素足で踏んで、葡萄酒を作るところを想像してみる。そして、それをついでに飲んでしまう。葡萄の皮が少し残っていて、歯の間に挟まるが、味は確かにいい。もっと飲みたくなって、更に素足で踏む……。

「ブルジョワ婦人はああ見えて、実は可愛いところもあったりするんだな」
「佐藤アキオをそういう気持ちにさせるところとは、これ如何に?」
「エクセルが使えなかったりするところ」

 蚊が視界に飛び込んでくる。偵察飛行で旋回し、近付いてくる。
「ああ、分かる、分かるよ、その感覚。エクセルってみんな使えそうだけど、意外と使えない人いるもんね」
「佐藤アキオ、自慢ではないですが、全く使えません。ちなみに、そのことによって不利益になったり不都合が生じたこともない。だけど、携帯電話でメールも打てるし、銀行振込もできる」
「女子高生みたいなもんだね」
「だって、女子高生だし、おれ」

 膝の上に蚊が止まった。明らかに血を吸っているが、不快感がないので、そのままにしてやる。気の済むまで吸うがいい。頬に手をやると、発疹が消えていた。綺麗な餅肌ではないが、明らかに発疹はない。
 仕方ないな、バイトに行かなくちゃ、と、どこかで自分に言い聞かせる。
「今日はどこを掘るのかな?」
 哀しい記憶を引きずっているチーズを噛みながら、素足で踏んで作ったワインを飲む。
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# by susinger | 2004-12-11 23:19 | 小説